「痩せたけど老けた」という人は典型的なタンパク質不足

老け
「フルーツとお菓子だけでランチを済ませた」「ご飯を食べるかわりに、プリンとヨーグルトでガマンした」ダイエットに挑戦したことがある人なら、一度は経験したことがあると思います。ところが、この方法では摂取カロリーは減らせても、本来の目的である「キレイに痩せる」ことはできません。「あなたの周りにもいませんか?「たしかに前より細くはなったけれど、急に老けてしまった感じがする」「痩せたというより、やつれて見える」…こういった痩せ方は、ダイエット法を間違えているために起きる現象です。

スリムになったものの、老けたり疲れていては本末転倒。私の提案するダイエットは、ただ痩せるのではなく「健康的に美しく痩せる」のが最終的な目標です。

健康的に美しく痩せるために重要なのは、「正しい睡眠」です。そして、睡眠と同じくらい大切になるのが、「食べ物」になります。詳しくは第4章で述べますが、前提として、まずは何をどんなふうに食べればいいのでしょうか。ご存じのとおり、健康的に美しく痩せるためには、バランスよくいろいろな食品を食べるのが基本です。ですが、なかでもとくにダイエット中に不足しがちな栄養素があります。それがタンパク質なのです。

私たちの体は、大部分がタンパク質でできているといっても言い過ぎではありません。体全体を100%とすると、8%は水、8%はタンパク質、8%は脂肪、という内訳になります。6割が水でできている、と聞くと驚くかもしれませんが、その水を保持しているのはタンパク質。つまり、私たち体の形の大部分をつくっているのはタンパク質であり、タンパク質はみずみずしい体をキープするためにも欠かせない栄養素ということになります。

ところが、タンパク質は肉や魚といった主菜に多く含まれますが、ダイエット中は摂取カロリーを抑えようとするために、それらを食べることを制限しがちになります。すると潤いやハリが失われ、体はパサパサの干物状態になってしまうのです。

さらに、ダイエットの味方になる痩せホルモンの正体も実はタンパク質なのです。

「食べる補正下着」ともいわれる良質なタンパク質を食べ物で補うことは、痩せホルモンをつくる材料を補充するという意味にもなります。

ということは、睡眠面と食生活面の両方を考えても、タンパク質は必要不可欠になるということ。潤いのあるみずみずしい体をキープしたまま、美しく痩せるためタンパク質を上手にとるべきなのです。

ダイエット中でも賢く効果的にタンパク質をとるにはコツがあります。
私が提案するのは、朝晩1回ずつ、1日2回とるという方法です。たとえば、朝は納豆や魚といった典型的な日本の朝食にはタンパク質が豊富に含まれています。朝食をとる習慣がないという人であれば、手軽に入手できる粉プロテインを活用するのも手。水に溶かして飲むだけでタンパク質の補給ができます。

粉プロテインは体を維持する用のものをおすすめします。100%植物由来のプロテインなら、この条件を満たしています。誤って、筋肉増強用のものを用いると、予想外にマッチョになってしまう可能性もあるので、ご注意を。

次に、晩にとりたいタンパク質は、摂取時間がポイントになります。基本は、就寝3時間前までに夕食としてタンパク質をとること。

たとえば、夜2時に眠る人なら9時までにタンパク質を含む食事を済ませましょう。すると、消化吸収されたタンパク質は、ちょうどいいタイミングで、就寝後に痩せホルモンとなって、体をめぐっていきます。起きているときも寝ているときも少しの工夫で、美しく痩せられるのです。